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2006年06月17日
人口975人の町の高齢者特別ハウス
6月14日(水曜日)
エスロブ市内から車で30分ぐらい南東に走ると、ロベロというエスロブ自治体の町があります。 人口が975人のこぎれいな町です。今日は前から行きたいと思っていた、この愛らしい町にふさわしいエリケという名の「高齢者特別の家」 に行きました。研修生の池田めぐみさんの研修に便乗。麻衣子さんも参加です。写真をたくさん撮ったので、 帰国してからお見せしたいと思います。入り口の鉄の扉は認知症の方にはちょっと難しいカギがついていますが、威圧感がありません。
この特別の家は1968年にでき、93年に改築されました。入居している高齢者は37人。 他にグループホームと訪問介護ステーションが併設されています。上の写真は入ってすぐにあるレストラン。地元の方も楽しめます。 可愛く温かく清潔、ホスピタリティに満ちた空気がありました。下はちょっとしたコーナーにある暖炉。冬には火が入ります。 水と緑と火は人のいのちを癒す大切な要素。
クリスティーナさんの説明で建物の中を見学していたら、アランさんという90歳の入居者に会いました。 入居する前から乗っている自家用車。足が不自由になってからでも、外出が自由です。
右折左折が矢印の表示を押すだけででき、カギがかけられます。車を降りてから部屋に入るアランさん。 ちょっと危なそうですが、ポストに手をかけ伝い歩いて部屋の中にある椅子に移動しています。この椅子は座るだけではなく、 歩行器にもなっています。こうしたアランさんの自立は作業療法士の指導によるものです。
ところで、このエリケという高齢者特別の家のマネージャーはアイリン・ソメルスさん。写真の方です。 ほとんど会話は交わせませんでしたが、笑顔が素晴らしいというのが第一印象。肝っ玉母さんという感じの方でした。
投稿者 :rumi | 2006年06月17日 07:49