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2006年06月17日

訪問介護の責任者 カメラ・プレソンさん

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5月9日(金曜日)

朝8時、訪問介護の南地区の責任者カメラ・プレソンさんの事務所に行きました。 北地区の担当のポールさんは「静」という存在なら、カメラさんは「動」、はちきれそうに元気な38歳の女性です。 彼女はもともと日本でいうケア・マネージャーの仕事をしてきて、社会学を大学で修めきた人です。法律の勉強もその後して、ヤートさんと同じ、 クリファンスタという町の看護学校でマネージャーになる勉強もしてきました。3人のお嬢さんのお母さんでもあります。 インタビューではかならず、キャリアを聞くことにしています。

この町の訪問介護ステーションは5つ。こんな単純なことですが、5ヶ月滞在してやっと解明しました。 麻衣子さんとは謎解きだと良く話します。東京の大田区のホームページではこんなことはすぐにわかるのですが、 この町の高齢者福祉をトータルに紹介する英語の書類がないためにわかりませんでした。私の集めた情報では6つでしたが、 一つ減ったこともこのインタビューで解明しました。カメラさんは実に親切で彼女が書く報告書のコピーまでくれました。 この報告書にはまた驚き。実にシンプル。一目でわかるとはこの書式をいうのでしょうか。

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カメラさんは食事の配達サービスとホームヘルプサービスの責任者でもあります。 写真はカギを自分で開けられない高齢者のための冷凍調理のパッケージ。アンダーナース(准看護師・介護士)が訪問時に直接届けます。 カギをあけられる人にはランスコーネという町の業者から直接届けられます。ホームヘルプサービスの方は掃除と洗濯。 このように介護者の仕事がケアと医療的な手当てに向けられました。掃除、洗濯はその担当のアンダーナースがしています。何から何まで詳しく、 シンプルにわかりやすく説明してくださり、沢山の疑問が解明しましたインタビューでした。

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帰る時に、カメラさんのポストに一枚の紙が入っていました。隣の部屋のイボンヌさんというケア・ マネージャーさんからの新しい利用者の方の書類です。ケアを提供するカメラさんと、 サービスの内容を指示するイボンヌさんの仕事は棲み分けされています。日本の介護保険はスウェーデンをモデルにしているのです。 それにしても、日本のケアマネージャーの苦労は大変です。さっそく、隣の部屋のイボンヌさんにインタビューを申し込みました。

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投稿者 :rumi  |  2006年06月17日 02:09

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