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2006年06月18日
ルードヴィッヒ君とフィリッパちゃんの卒業式
6月16日(金曜日)
ヴィンセント君の兄妹のルードヴィッヒ君とフィリッパちゃん2人が通っている小学校の卒業式に参列して感動しました。 11時30分から始まるエスロブ教会に全校生が集合。すでにヴィンセント君は中学校の式を終えて友人のジョン君と会場に来ていました。 成績表を私に見せてくれました。いい成績のようです。上の写真は6年生のル- 君のクラスの生徒が教会の前の広場で式の始まるのを待っているところ。 式はスウェーデンの国旗を先頭に1年から6年までの80人ぐらいが聖堂に入場します。
スウェーデンでは7歳から6年間の小学校教育が始まります。 13歳から15歳までが中学校の3年間の教育。16歳から18歳までが高等学校の3年間の教育です。高校では一般課程に加えて電機機械、 料理レストラン、介護、児童教育などの専門課程を学びます。プレソン家では10歳のフィリッパちゃんが4年生、 12歳のルードヴィッヒ君が6年生です。最初、どうして2人の卒業式があるのか理解できませんでした。 卒業するのは6年生のルー君だけではないのか・・。しかし、スウェーデンでは毎年、それぞれの学年の卒業式があることがわかりました。 会場には300人ぐらいの家族が集まっています。両親だけではなく、幼い弟や、祖父母、親戚という具合です。生徒は聖堂の祭壇に並びます。 遅く入場したので私たちは立ち見。後ろには双子を乗せた乳母車が2組。小さいほうの双子の赤ちゃんは7週間目。卒業生の兄弟です。
式次第は音楽で進められ、全員の合奏が繰り返される合間に、ヴァイオリン、ピアノ、 独唱が順番に入ります。歌のテンポも明るく速く、雰囲気がだんだん高まると会場からも手拍子が出てきました。 子どもたちの歌声は元気いっぱい。歌うのを聴いているうちに「僕たちはこの国に生まれてよかった」というように聞こえ、 うらやましい気持ちになりました。子どもを大切にしている国です。式は短く、校長の挨拶もカジュアル。サッカーのボールを足でけりながら、 「昨日、スウェーデンはサッカーに勝ちました・・、」というのが挨拶の出だしの言葉でした。
式が終わると、教会の庭に出ます。フィリッパちゃんのクラスでは、 女の先生が記念写真を一人ひとりの生徒の名前を呼びながら、ハグをしながら渡しています。フィリッパちゃんのクラスには、 トルホガーデンのマネージャーのマリさんのお嬢さんもいました。ネックレスの少女がしそのお嬢さんです。 ユーゴースラビア出身のご主人と一緒にマリさんのご家族の写真です。
式が終わり、道を歩いていたら、他の小学校の卒業式のパレードに出会いました。 ブラスバンドの演奏で行進しています。エスロブ市は教育に特化している町で学校が多いのです。
投稿者 :rumi | 2006年06月18日 05:43