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2006年03月15日

ベテラン作業療法士 レイナさん

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3月6日(月曜日)

作業療法士のレイナ・ マンソンさんはポリスステーションにあるホームケアチームの部署に自分のオフィスを持っています。彼女に初めて会ったのは去年の10月。 ホーカンソンという唯一の私立の療養型病棟の食堂にいた時です。彼女は定期的にホーカンソンを訪ね、器具のチェックをしていたのです。 彼女が広い食堂に入り、一人、車椅子に座るお年寄りに笑顔で声をかけると、その場の空気が和やかになり、活気づきました。 研修生の女性を一人連れていました。その場で、「次に来た時に会えますか」とインタビューを申し込みました。

彼女は59歳。15歳結婚、子供の手が離れるまで9年間は専業主婦をしていました。 1年間の専門高校での作業療法士としての勉強ののち、今にいたります。彼女はホームケアのチームと一緒に仕事をしています。障害を持っても、 一人で家に暮らせるよう手助けをするのが彼女の仕事。「ひとこと言えば、生活を簡単にして、障害を持ったことをプラスにするのが私の仕事」 と語りました。しかし、すべては障害者本人が決める。高さも長さも器具も、という姿勢を貫いています。

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町はずれにある器具センターに立ち寄るレイナさん。ここではすべてが揃います。 スウェーデンでは福祉器具はすべて、障害者研究所の審査を経て夜にでます。値段もここで決められます。 資本主義の不当な競争に巻き込まれないように働く機関があるのです。

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最初の訪問は40歳ぐらいの若い人。 怪我で腰を痛めて働けなくなったために療養中に家で過ごしやすいようにいろいろなアイデアを持ち込んで、相談しているところ。 写真は腰を曲げなくても靴下が履ける器具。歩きやすい杖を持参。トイレ、お風呂、 椅子のクッションなどに少しの器具を加えることで暮らしやすくなりそうです。

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次はスコンスカという新聞社のマネジャーをしていたという男性のお宅。一人暮らしですが、 掃除も行き届き、さまざまな工夫をしながら、家に一人で暮らすことを維持しています。この訪問は精神的な訪問。つまり、 特に用事はないけれど、様子を見に来て話をするだけ。この男性は実にきちんと暮らしていました。「彼はアクティブマン、 自分で考えて工夫をしているの」とレイナさん。
彼女の心情は「正直であること。フレキシビリティを失わないこと」だそうです。

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投稿者 :rumi  |  2006年03月15日 17:10

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