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2006年03月14日
スカンジナビアンモダン
3月3日(金曜日)
日本では雛祭りのこの日の午後、スティグのインタビューを終えたシーマと私は、 カリダールで働くアンブリッドさんの家にお呼ばれしました。彼女はエスロブ市の北東にあるホウルビイという町に住んでいます。 カリダールで待ち合わせて、車で40分も走ったでしょうか。綺麗な町が現れましたが、さらに、走ると田園地帯に出て、 その先に彼女の家がありました。1898年に建てられたスコーネの長屋といわれる古い農家を改装して住んでいます。
彼女の生活はまさにスカンジナビアンモダン。 写真を撮るのを遠慮したのであまりいい写真がありませんが、実に素敵な暮らしぶりでした。 白いクラシックなバスタブに紺のタオルなどのテキスタイルで演出した浴室が抜群。 それに料理の本がディスプレイされているこの台所もなかなかのもの。清潔感、シンプルモダンに鄙びた田舎家のニュアンスが加わり、 実に居心地がいい家でした。アンブリットさんのセンスの良さはなかなか。それに料理の味がいい。 プロが作った市内のレストランの料理よりずっと美味しいと思いました。
昨日から作り、一晩寝かせたというケーキのようなパンのサンドイッチにサラダが今日のメニュー。 これもほんとうにおいしかった。食事はご主人の手作りというサンルームで。大きさを決めて注文すると、 カットされた建材一式が送られてくるそうです。3方に開いたガラス戸の外は一面の雪野原。隣の家までの距離はかなりあります。 ご主人に言わせると、自分たちの手作りだから、安くできたのだそうです。実に贅沢な生活だと感心しました。 ちなみにいつもお洒落な彼女の洋服は手作り。
この夜は雪が積もりそうなので、少し早めに、家を出ました。 ホールビイの駅まで15分ぐらい車で送ってくれ、その後はホラーという駅までバス。その後は、汽車でエスロブに帰りました。 バスが駅に止まり、プラットホームに出たら、汽車が出発。乗り遅れたとヒヤリとしたら、雪で一台遅れているとのこと。 一人では到底帰れない道をシーマさんが一緒なので帰ることができました。
投稿者 :rumi | 2006年03月14日 10:01