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2006年03月14日
SFIのエバ先生
3月2日(木)
SFIは、18歳以上の移民の方が通うエスロブ市が経営する語学学校です。場合により、 16歳からのケースもあります。星名麻衣子さんはこの学校でスウェーデン語を学んでいます。今日は2度目の取材です。 スウェーデンで仕事に就くにはスウェーデン語が話せないと通用しません。教室の一番後ろに座り授業風景をみました。今日は13名が出席。 3人が休みだそうです。エバ先生ががゆっくりと学生にわかりやすいように話をしています。日本からお客様が見えていますよ」 と私を紹介してくださいました。今日はSKRIVA(履歴書)の書き方を勉強しました。とても、自由な雰囲気の授業。 エバ先生は生徒の信頼がとても厚いそうです。
この日は簡単な書き取りのテストもありました。Sang(歌) という言葉から始まりました。隣の麻衣子さんはすらすら書いています。さすが!ちなみに、麻衣子さんはこの後、 一週間後にAから始まる4段階のクラスのCに合格して、Dに進級となりました。この学校には141人が学んでいて、そのうち、 20人が他のコミニュンから学習に来ている生徒。女性が92名、男性は49名、なにぶん、女性がどこでも積極的。国はコソボから21名、 ポーランドから17名。イラクから14名、タイからは12名といった具合です。31の国からの学生が学び、 その言語は24種類の違う言葉だそうです。
エバ先生は2人目の子供ができた30歳の時に、それまで、 料理を学校で教えていた自分の人生を変えようと思い立ちました。Komvuxという20歳以上の人が学びなおす学校で、 もう一度終了していない科目を2年半かけて学びなおし、その後、マルモの大学に入学しました。大学で3年半学んだのち、 マルモ市で外国人の為の語学学校の先生になります。2年間をその学校で過ごしたのち、エスロブのSFIで先生を募集していたので、 応募して今にいたります。
エバ先生は「先生の仕事というのはとてもヘルプフル」と言いました。「勉強を教えるだけでなく、 人間を理解するのが私の仕事だと思うの」というエヴァさんの言葉に、先生の仕事とは・・、とあらためて考えました。エバ先生は抜群の人気。 去年のクラス替えの時に、先生のクラスで勉強できなくなったクラスの全員が、学校に「自分たちはエバ先生に学びたい」 という嘆願書を出したぐらいです。先生のお誕生日のお祝いもクラス中が集まり、教室でパーティをしたそうです。
投稿者 :rumi | 2006年03月14日 08:27