« 冬に逆戻り ホームケアリハビリの取材 | メイン | ホームケア・アラームチームの出動 »
2006年03月11日
抜群のチームワーク ホームケア・アラームチーム
3月1日(水曜日)
一歩部屋に入っただけで、私はホームケア・
アラームチームの抜群のチームワークを感じ取ることができました。ここに研修に来た星名麻衣子さんも同じ感想を持っていました。
エスロブ市の職員の人間関係は概してとてもよいといえると思います。これも麻衣子さんの言葉ですが、
サービスハウスに働くアンダーナースの間に派閥がないというのです。これは学校で教える大切なカリキュラムでもあります。
「職場の人間関係がよくなくして、いいサービスなんて提供できない」というのが、サービス業で33年間働いてきた私の持論でもありました。
人間関係に悩んで職員が辞めていく職場は、サービスを提供する職場としては不適格だと思います。
私が注目したのが上の写真。8人のメンバーの名前、カットした写真や言葉が張ったある休憩室のボードです。休日にメンバーでスパに行ったり、
フットボール・ゴルフ(スウェーデンで流行っている)をしているユーモアたっぷりの写真です。
上司であるユニットマネージャーのスタファンさんの顔も見えます。思えば、私の職場でも、昔はみんなで休日に遊びにいったものです。
私が到着すると、休憩室に、昼食が終わったばかりの5人のメンバーがいました。 「写真を撮ってもいいですか」と聞くと、すぐに全員が集合してボーズをとってくれました。真ん中の女性が帰り(ごめんなさい。 お名前を聞き忘れました)。午後のシフトの4人が残りました。左からシイブさん、スザンナさん、アンナさん、ヘレンさん。これまで、 4ヶ月間、取材を続けながら、人見知りをしない私がなんとなくスタッフに溶け込めないと感じる職場も無くはなかったのですが、 ここの皆さんにはホスピタリティを感じました。皆さんが素晴らしさとともに、上司のスタファンさんの人柄のなせる業だなと思いました。 写真はちょっとおどけて部屋に入ってくるスタファンさん。
装置は自宅の電話にシステムをインストールするだけ。
腕時計式かペンダント式のボタンを常時身に着けます。この日、アラームボタンが見当たらないという電話がかかってきて、出動についていくと、
棚にペンダント式のボタンが置いてありました。そんな時も笑顔で応対します。「たったこれしきのことでベルを鳴らさないで」
という応対がないから、皆さん、実に気軽にベルをならします。
ある利用者は2005年度には1600回のコールをしています。
「いちばん大変な時はどんな時ですか」と聞くと、人工呼吸をする時という答えが返ってきました。 私も日本でヘルパー研修の時、人工呼吸について習いましたが、口を当てて息を相手に吹き込むのです。もちろん、 専門のマウスピースがありますが・・。また、訪問した先の方の死に出会うこともあります。そこで、 ホームケアアラームのチームは必ず2人がチームとなり出動します。現在、740人の利用者がいます。 65歳以上になると誰でも電話一本で加入できます。
投稿者 :rumi | 2006年03月11日 06:01