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2006年03月01日
麻衣子さんは学校が大好き
2月23日(木曜日)
学生寮のもう一人の日本人である星名麻衣子さんは、昨年6月から、高齢者ケアのインターン生として、 エスロブのサービスハウスなどで実習を重ねています。明治学院大学の社会部社会福祉学科の卒業生です。ここに来る前は、 千葉県にある私立の老人ホームで働いていました。ターミナルケアなどのスウェーデンのケアを学ぶことが実習の目標。 そんな麻衣子さんは昨年秋から「外国人のためのスウェーデン語教室」に通っています。 2004年に滞在したマサヨさんに続いてここで学ぶ2人目の日本人です。一昨日、 移民の問題をエスロブ市の職業安定所のラルスさんにインタビューしたので、資料を調べているうちに、この学校について知りたくなったのです。
最初の写真が専門高校。専門学校の奥にあるのが上の写真の、SFIと呼んでいるスウェーデンの移民、 難民、その他外国から来た人がまず最初に語学を学ぶのがこの学校です。もちろん、無料。 言葉が話せないと仕事につけないからです。3番目の日本人として、この学校で学んでいるのが、 ご主人の仕事でこちらに来ていらっしゃる杉 晶さんという女性(勝手にお名前を出してごめんなさい)。 ここでは各国から来た方が学んでいます。韓国系のアメリカ人の女性、タイの女性、ポーランドやシリアの女性などです。下はパソコン教室。 パソコンが使えないと仕事ができないので、親切に授業を設けています。 ここでは語学を学びながらスウェーデンの国や文化や社会システムを学びます。写真手前のユニさんは韓国から来た女性。サンボ (籍を入れない事実婚)のスウェーデン人の夫がいます。とても親切で、麻衣子さんが一人(サンボでもなく?)で暮らしているので、 淋しくはないかとよく家に招待をしてくれるそうです。
下は教室や職員室がならぶところにあるホール。キッチンの場所があり、食事やお茶ができます。 ちなみに、1番最初の写真はジムナシエットという専門高校ですが、レストランのすべて(調理からサービスまで)を教える学科もあり、 ここのバン屋さんのパンがとても美味しく、しかも安いそうです。
麻衣子さんは学校が好きで好きでしょうがないそうです。それは、いい友達がいるだけではなく、 素晴らしい先生がいるから。右は主任さんのライラさん、左はエバさんです。実はさっそくエバさんにインタビューを申し込みました。 詳しくもうすぐブログでご紹介します。ちなみにライラさんは、私の去年のブログにでてくる浩江・グンナソンさんの知り合いです。 浩江さんは40年前にエスロブコミニュンに含まれるビリンゲという村の生まれで、ジャーナリストのブーさんに嫁がれました。「世間は狭い」 という言葉がライラさんの口から出た時には、なんだか、日本にいるような気持ちになりました。廊下にも絵が飾ってあります。
投稿者 :rumi | 2006年03月01日 06:03