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2006年02月17日

ゴミ処理問題

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2月16日(木曜日)

白百合女子大教授の長島世津子先生から、さっそくにいただいたメールに、 「ごみ処理はどうしているのですか」というご質問がありました。上智大学の長島正先生の奥様です。 ご夫妻は近所に廃プラスティック中間施設が作られることに対して、熱い住民運動を展開なさっているそうです。 詳しくは世津子先生のホームページの「廃プラ問題」をご覧ください。 公共セクターがいかに住民の側に立っていないかということを痛切に感じる内容です。本来なら、 行政が率先して取り組む問題ではないでしょうか。私たちがセルフヘルプをしているのは、やはり、 行政が動いてくれないからではないでしょうか。

長島世津子先生のホームページ http://setsuko.net/

最初、私は家庭でのごみ処理に関しては、 エスロブより日本の方がまじめに取り組んでいるという印象を持ちました。しかし、この「まじめ」もよく考えると、 ただまじめに分別しているだけのこと。

日本の問題は、最近、プラスティックゴミの量がエスカレートしているのに、私たちが鈍感である点です。 わが家の近所の「燃えないゴミ」の日の量は莫大です。これは、いかにプラスティックを生産する会社が儲かっているか。 スーパーが公共的な視点を失って、安易にプラスティックを使用しているか。環境破壊をコントロールするはずの、 公共セクターである行政の視点がずれているかです。日本では資本主義が野放しになり、 社会をコントロールする倫理観が薄れているのはないでしょうか。

長島世津子先生、一度、市庁舎に問い合わせてみます。イギリスでは草の根の住民運動が盛んだそうです。 本当に豊かな生活は、欧米高級ブランドに囲まれた生活でもなく、自分だけ理想的名生活をすることではないのでは。 スウェーデンなどの国々が近代化の中で進めてきた社会改良運動を日本が怠ってきた結果が今の社会ではないでしょうか。 社会を良くしていくことに、生産年齢人口である私たちが時間を割いていかないと、 次の世代が迎える社会に悲劇が待っているのではないでしょうか。長島先生ご夫妻を見習おうと思います。

 

投稿者 :rumi  |  2006年02月17日 21:59

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