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2005年10月02日
スコーネの昔の農家を訪ねる
9月18日(日)
10日間の滞在で様子を見に来た夫の八鳥治久と私を、浩江・
グンナソンさんが彼女のご主人の弟さんが住むビリンゲというエスロブ近隣の村に連れて行ってくれました。
写真は浩江さんと義理の弟さんのレナート・グンナソンさんのいる台所です。
ビリンゲへは電車とバスを乗りついで行きました。
浩江さんは1966年にこの家の長男のご主人に嫁ぎました。浩江さんの義理のお母さんはこの家の2階に6台の機織り機を持っていて、
それぞれの機械でじゅうたんや子供たちのオーバーの生地までを織り分けていたそうです。いい写真がなくて残念ですが、
このダイニングキッチンの床には義母さんが織った120センチ幅の長い長い赤いじゅうたんが数本敷いてあります。
ちなみに隣の部屋はグリーンでした。
ビリンゲはまさに「ニルスの不思議な旅」
のスコーネがそのまま残っているような農村です。ちなみに私は在宅サービスの取材でこの村を一度訪れています。
義弟のレナートさんのライフワークが素晴らしいのです。
彼は忙しい農家の仕事の合間をぬって古い農家を自分の手で建て直しています。古い農家の廃材などを使い、
彼が10年がかりで建て替えつつある農家は実に素晴らしく、夏には観光客が訪れるそうです。写真は彼の家の隣にある、
エスロブ市のパンフレットでも紹介されている茅葺屋根の農家です。この建物の一部すでにウィークリーで滞在できるようになっています。
彼は古い家具やインテリア、陶器の人形などを研究収集していすそうです。
この日、レナートさんの豚が10頭の小さな赤ちゃんを産みました。
初めて足を入れた豚小屋です。ちょっと臭いのですが、なんとも可愛い赤ちゃんです。
豚のお母さんはコレステロールが高そう。豚って本当に太っていて大きいのですね。赤ちゃんに近づくと威嚇されて、怖かった。
豚小屋には大中小のおおよそ50匹(赤ちゃんも入れて)がいました。スコーネの人々は家畜小屋と隣りあわせで暮していたそうです。
日本の東北の昔の農家を訪ねたような気分になりました。
投稿者 :rumi | 2005年10月02日 17:30